AWSはAmazon SageMaker AIの推論機能に、コンテナイメージをキャッシュする機能を追加した。新しい計算インスタンスを起動する際にイメージのダウンロードを省くことで、生成AIモデル拡張時の起動完了までの遅延を最大2倍速くする。

公式が示したQwen3-8Bの例では、起動完了までを525秒から258秒へ約51%短縮した。内訳では、これまで333秒かかっていたコンテナイメージ取得が新インスタンスで不要になり、帯域競合の解消でモデルの重み取得も168秒から77秒に縮んだ。生成AIのコンテナは大きく(記事例で圧縮後17.7GB)、その取得が新インスタンス起動の主要なボトルネックだった。従来のデータキャッシュは稼働中インスタンスの再利用にしか効かず、この場面は手付かずだった。

対応する高速計算インスタンスでは申し込み不要で自動有効、独自イメージも改変不要。キャッシュは顧客のエンドポイントごとに分離され削除時に自動消去される。キャッシュが無い場合はAmazon ECRからの取得に自動で切り替わり、拡張が止まることはない。