メルカリ菊池翔吾氏:PM業務自動化Skill公開
画像: AI生成

メルカリのEngineering Blogで、PMインターンの菊池翔吾氏がClaude CodeのSkill機能とMCPを活用して構築したPM業務自動化エージェント「mercari-pm-agent」の設計が公開された。対象となるのはPM業務の中核である「問題の発見→データ収集→分析→意思決定」という一連のワークフロー全体で、従来は個別ツールやスプレッドシートを行き来しながら人手で進めていた作業を、Skillという再利用可能な単位にまとめた点が特徴となる。

Claude Code Skillsは、特定タスクの手順・参照資料・使うツールをひとまとまりにパッケージ化する仕組みで、MCP(Model Context Protocol)と組み合わせることで社内データベースや外部サービスへのアクセスを標準インターフェースで扱える。本事例はこの2つを組み合わせ、PMという非エンジニア職のワークフローをエージェント化した実装例として位置づけられる。

読者にとっての含意は3点ある。第一に、エンジニア向けツールとして認識されがちなClaude CodeがPM職の業務にも適用可能であることが実地で示された。第二に、インターン期間中に設計・実装まで到達したという事実は、Skill定義の記述コストが相対的に低いことを示唆する。第三に、MCPを業務自動化の標準インターフェースとして使うパターンが、国内事業会社の公開事例として参照可能になった。

一方で、記事本文を読む際に確認すべきは、Skillがどの粒度で分割されているか、MCPサーバー経由で触れるデータ範囲の権限境界、そして人間のレビュー介入ポイントの設計である。業務自動化の成否は多くの場合こうした境界設計に依存するため、自社導入を想定する読者は設計詳細を読み込む価値がある。