AWSが公式ブログ(AWS for Industries)で、5Gネットワークの通信記録(信号トレース)をAmazon Bedrockの生成AIで分析し、技術レポートを自動生成する実装手順を公開した。

仕組みは、Bedrockへの2回の呼び出しで構成される。1回目で通信記録を構造化JSONに変換し、2回目でその構造化データから技術レポート(Markdown)を生成する。複数モデルを統一形式で扱える対話API(Converse API)を用い、必要な権限はモデル呼び出し(bedrock:InvokeModel)のみ。入力はWiresharkやtshark等で復号した可読テキストで、特定形式を要求せずモデルが意味的に解釈する。

アプリはPython製のコマンドラインツールで手元の端末で動作し、出力はローカルまたはAmazon S3に保存できる。構造化と分析を分離する設計により中間データを他ツールで再利用でき、出力の安定性も高めやすい。なお本実装は3GPP準拠を判定するエンジンではなく、解読を補助する位置づけと明記されている。AWS公式のサンプルコードも公開済みで、自社環境で検証しやすい。