AWSが、自社AIチップTrainium/Inferentia向けの高速処理コード(カーネル)開発を支援するAIエージェント群Neuron Agentic Developmentを発表した。KiroやClaudeといったコーディングAIエージェントに、専用言語NKIによるカーネルの作成・デバッグ・性能計測を任せられる5つのスキルを提供する。
スキルは「作成→デバッグ→計測→分析」の流れに沿い、PyTorchやNumPy、自然言語の説明からNKIコードを生成できる。デバッグ機能は28種類のコンパイラエラーコードを分類し、自動で最大10回まで修正を試みる。動作にはTrainiumベースのEC2インスタンスが必要となる。
これまでカーネルの手作業最適化は一部の専門エンジニアしか扱えない参入障壁だった。本機能で別チップ経験者が数か月でなく数日でTrainiumへ移行でき、AWSがエヌビディアGPU依存から脱却を図る自社チップ戦略の実装支援策となる。2026年4月にベータ開始後、モデル移植・数値等価性検証のスキルも追加された。