AWSはSageMaker HyperPodで、Slurmを使い継続的プロビジョニングで作成したクラスターに対し、稼働中インスタンスのGPU健全性を任意タイミングで検査する詳細ヘルスチェックを追加した。継続的プロビジョニングは容量が空き次第ノードを非同期に追加でき、1台の起動失敗で全体が失敗する「オール・オア・ナッシング」の問題を避けられる。今回はこの柔軟な拡張に、包括的なハードウェア検証を後付けできるようにした。
詳細ヘルスチェックはインスタンスグループ全体または特定インスタンスを対象に、負荷試験と接続試験を実行する。検査中のノードはジョブ割り当てから自動隔離され、合格後に復帰する。進捗と結果はインスタンスグループ単位・インスタンス単位でSageMakerコンソールとAPIから確認でき、GPU健全性・ネットワーク接続・複数ノード間の通信性能まで可視化される。
不健全なノードが1台混じるだけで数時間分の計算資源を浪費する課題に対し、ジョブ投入前の検証で浪費を断てる。自動ノード復旧機能と併用すると不合格ノードは自動で再起動・交換される。本機能はSageMaker HyperPod提供の全リージョンで利用できる。