AWSは2026年7月9日、受信メールを生成AIで自動分類・要約・優先度付けする構成を機械学習ブログで公開した。想定先は地方自治体などの公共部門で、緊急案件が一般連絡に埋もれる問題への対処を狙う。

処理は、受信メールをAmazon S3に保存し、それをきっかけに処理ワークフローが自動起動する流れで始まる。中核はAIモデルAmazon Nova Proに指示文を渡し、担当部署・重大度・緊急度・要点をJSON形式で出力させる点にある。結果はデータ検索基盤で集計され、Amazon QuickSightのダッシュボードで担当者や議員が確認・質問できる。全体が既存のAWSマネージドサービスの組み合わせのため、同種業務を持つ組織が転用しやすい。

行政利用では、Bedrockに送るデータが暗号化され、基盤モデルの改善に使われず提供元とも共有されないと明記された点が判断材料になる。実装コードはGitHubのaws-samplesとして公開されており、要約に留まらず実際の構成を検証できる。