保険代理店向けの業務自動化AIサービス「Cara」が、AWS上で構築された事例として公開された。証券(保険契約)の比較、申込書の自動入力、提案書や更新書類の生成をAIが代行し、利用者1人あたり週約10時間の作業削減を実現したという。
保険は個人情報や引受情報の保護、監査可能性、法令順守が求められる規制業界だ。Caraは代理店ごとにデータと業務環境を分離し、暗号化とアクセス管理を組み合わせてこの要件に対応した。推論基盤にAmazon Bedrock、コンテナ運用にAmazon EKSを採用し、GPU基盤を自前管理せずに数時間で導入を開始、数日でカスタム業務が稼働する設計を採る。
すでに数百の代理店が利用中という規模感は、規制業界での特化型AI導入の具体例として参考になる。マネージドサービスで短期間に立ち上げられる構成は、同種の業務系AI導入を検討する企業の判断材料になる。