AWSが、ブラウザ操作型のAIモデルAmazon Nova Actを使い、利用者のサイト操作経路(ユーザーフロー)を大規模並列でテストする実装を公開した。文書から試験シナリオを自動生成し、多数の操作経路を同時検証して使い勝手の問題点を洗い出す仕組みで、実装一式とデプロイ手順はaws-samplesのGitHubで公開されている。

従来のSeleniumやPlaywrightは画面上の要素をスクリプトで指定するため、画面が変わるたびに壊れて保守負担が大きかった。Nova Actは画面のスクリーンショットを見て操作対象を視覚的に判断するため、画面変更に強い。試験手順はClaude 4.5 Sonnetが文書から3段階の粒度で自動生成し、Amazon ECS / Fargate上で複数経路を同時並行実行する。AIの推論ログから画面設計の直感性を分析できる点も特徴だ。

Nova Actは2025年12月に正式提供が始まり、当初の提供地域は米国東部(バージニア北部)である。既存のAWSサービスを組み合わせた構成のため、クラウド環境を持つ企業が自社のUXテストに載せ替えやすい。