AWSのパートナーであるPersonalisation HubUSTが、実店舗でネット通販並みの一人ひとりに合わせた接客を実現する仕組みを公開した。AWS Industries Blogが2026年7月7日に取り上げた。顧客が来店した瞬間に本人を特定し、購買履歴や好み、天候などをもとに棚の前で提案を出す。すでに『今すぐ導入できる』としている。

本人特定は、案内板のQRコード読み取り、店舗アプリ検知、受付端末サインイン、Wi-FiとBluetoothを使った位置検知など複数の非接触方式に対応する。USTの画像認識が棚前の滞在時間を計測し、注目された商品と売れた商品を突き合わせる。販促コンテンツ制作は生成AI基盤のAmazon Bedrockと連携して自動化する。

実装判断で効くのは動作場所だ。製品はAWS Marketplaceで提供され、小売企業自身のAmazon VPC内で動くため、データと権限を自社で握れる。本人特定はGDPRに準拠し、外部連携標準のModel Context Protocol(MCP)にも対応する。レジ会計まで顧客が匿名だった従来運用に対し、来店時点での特定と売り場提案を持ち込む点が変化の核となる。