AWSが、複数のAWSアカウントやリージョンにまたがって動くSageMaker Pipelinesの実行状況を、1つのCloudWatchカスタムダッシュボードで監視する構成例を公開した。SageMaker Studio標準の監視は1アカウント・1リージョン内に限られ、大規模運用では状況確認のたびにアカウントやリージョンを手動で切り替える必要があった。
構成の中心はハブ・アンド・スポーク型の設計で、中央にダッシュボードとデータ保存を置き、各監視対象には軽量な転送用の仕組みだけを置く。パイプラインの各処理ステップの状態変化をイベントとして捕捉し、ほぼリアルタイムで表示するイベント駆動方式のため、常時稼働サービスが不要で運用負荷を抑えられる。
導入用のAWS CDK実装例がGitHubリポジトリで公開されており、パイプライン名での絞り込みやステップごとの開始・終了時刻の確認ができる。MLOpsを複数環境に広げた企業ほど、監視の内製工数を削減できる。