AWSが、自律的に判断するAIエージェントを本番環境で運用するための規律「AgentOps」を、Amazon Bedrock AgentCoreで実装する手引きを公開した。AIエージェントは決められた手順を実行するだけでなく、自ら推論し適応して意思決定するため、判断が予測しづらく、コストが想定外に膨らみ、非決定的な障害の原因追跡が難しいという固有の運用課題がある。従来のDevOps手法だけでは扱いきれないこれらの課題に応える運用規律として位置づけられている。

AgentOpsは統治・セキュリティ、構築・運用、評価、可観測性の4つの柱で構成される。評価はツール単位・会話の各ターン・セッション成果・システム全体の4段階で、開発時と本番の両方で行う。あらゆるエージェント・ツール・記憶設定をバージョン管理された配備物として扱い、それぞれにCI/CDパイプラインを持たせる。エージェント同士が連携する際の権限の引き継ぎなど、自律システム特有のリスク管理も具体的に扱う。

AgentCoreは特定のオープンソース基盤やLLMに縛られず利用でき、インフラ管理なしで本番へ移行できる。AgentCoreは2025年10月に一般提供を開始し、品質評価機能は2026年3月に一般提供された。本記事はその実装ガイダンスにあたる連載の続編である。