AWSが2026年7月17日、複数事業部でAIエージェントが無秩序に増える「乱立(sprawl)」への統治の枠組みを公式ブログAWS Industries Blogで公開した。各事業部が調達・報告・データ処理のエージェントを独自に開発し、重複・過剰支出・越境による法令違反が既に表面化している状況への対処だ。

骨格は「中枢と支所(ハブ・アンド・スポーク)」型。中央の統治評議会が全社標準・共有登録簿・セキュリティ基準を担い、各事業部は「エージェント統治責任者」が順守に責任を持つ。登録は越境の有無で分岐し、自部門完結なら即時登録、他部門や外部に影響が及ぶなら中央審査に回す。責任分担は登録簿・ID/権限・安全策・監視・費用・法令監査・障害対応・運用標準の8機能で定義し、リスクに応じた四段階の分類を設ける。

核心の主張は、統治された経路を無許可の抜け道より速くしなければ現場は迂回する、という点。この枠組みはBedrock AgentCore(全アクションをコード外の境界Gatewayで傍受・評価)やAgent Registry(中央台帳)といった実製品と結びつけて運用できる。