AWSが、飲食店にかかる電話を受け、あいさつから注文確定までを自動でこなす音声AIシステムの構築手法を公開した。音声から音声へ直接応答する対話モデルAmazon Nova 2 Sonicと、AIエージェント基盤Amazon Bedrock AgentCoreを組み合わせ、電話網の音声はSIPゲートウェイ(Amazon ECSAWS Fargate上で動作)経由でAIへ中継する構成だ。

背景には具体的な課題がある。飲食店は1店舗あたり月平均150件の電話を取りこぼし、うち約6割が注文・予約の客だとされる。メニューや注文などの店舗システムは標準手順Model Context Protocol(MCP)でツールとして接続し、注文ロジックと通話チャネルを分離する。

体験面では、通話ごとに独立した仮想環境(microVM)で会話を実行し、着信の呼び出し中にセッションを準備することで無音を防ぐ。システム全体はAWS CDKで一括構築でき、サンプルコードがGitHubで公開されている。