NVIDIAは台北のGTC(COMPUTEX併催)で、産業エンジニアリング向けの自律型AIエージェントを構築する設計図NemoClawを公開した(2026年6月3日)。安全に動く実行環境と高性能モデルを含むオープンな設計図で、設計(CAD)・メッシュ作成・解析設定・デバッグ・報告書作成といったシミュレーションの前後工程を自律エージェントで回すことを狙う。

中核には、各エージェントのファイル・ネットワーク・ツール利用を方針に基づき制御するオープンソース実行環境OpenShellがある。NemoClawはOpenClawやHermesなどの調整基盤と統合でき、個人向けDGX Spark・企業データセンター・クラウドのいずれからも展開できる。

Cadenceは回路設計の検証を数週間から数時間に短縮した実績を示し、シーメンスダッソー・システムズシノプシスAnsys IcepakSimScalePhysicsXなど十数社が採用している。自動車・航空宇宙・半導体・製造の主要ソフトウェアが同一基盤に乗ったことで、エンジニアリング業務の自動化が個別実験から製品搭載の段階へ動いた。