Microsoftは開発者会議Build 2026で、AIエージェントを構築・配備・運用まで一貫して扱う統合基盤Microsoft Foundryの機能群を発表した。試作で終わらせず、企業の業務に組み込んで本番稼働させ続けるための仕組みを3層で提供する点が核心だ。

中核の開発枠組みMicrosoft Agent FrameworkはPythonと.NETで安定版を提供し、LangGraphClaude Agent SDKの開発資産を引き継げる。ツールを一元管理するToolboxes、社内データ参照を担う知識層Foundry IQ(正式提供)が接続やRAGの自作を不要にし、音声機能Voice Liveは正式提供となり割り込み処理まで単一APIで扱える。文書解析のAzure Content Understandingは来月のプレビューで処理コストを80%超削減する見込みだ。

配備先としてTeamsやMicrosoft 365 Copilotを使え、本番障害を改善案へ自動でつなぐ閉ループも備える。関心が「動くか」から「運用し続けられるか」へ移ったことを、大手クラウド事業者が明確に製品化した発表となる。