AWSが2026年6月10日Amazon Quickを使い障害(インシデント)の初動対応を自動化するAIエージェントの構築手順を公開した。担当者が1つの指示を送るだけで、エージェントが障害を調査し、証拠リンク付きの原因分析メモ(RCA brief)を組み立て、引き継ぎ可能なAsanaタスクまで作成する。

中核はNew Relicが提供する5つの調査ツールを横断的に呼び出す点だ。5つは、警告要因の特定、影響範囲(利用者・サービス数)の定量化、ログのエラー解析、遅い/失敗した処理の特定、自然言語からNew Relicの問い合わせ言語への変換を担う。New RelicとAsanaはAmazon Quickの標準コネクターとして組み込まれており、エージェント本体を独自実装せず連携を組める。

利用にはAmazon Quickの専門サブスクリプションと作成権限、New Relicアカウント、Asanaワークスペースが要る。New Relic社内テストでは証拠収集フェーズの短縮と復旧の高速化を確認したとされ、平均復旧時間(MTTR)短縮や当番チーム間の調査品質の統一にもつながる。