Microsoft BuildでNVIDIAとMicrosoftが、自律的に動くAIエージェント向けの統合基盤を発表した。Windows搭載PC・卓上型開発機・Azureクラウド・自社設置環境までを一気通貫で扱う構成で、企業が「どこでAIを動かすか」を後から選び直せる前提が整った。
具体的には、個人向けのRTX Sparkが1ペタフロップのAI性能と最大128GBの統合メモリを備え今秋にSurface・ASUS・Dell・HP・Lenovo・MSIから登場予定。卓上型のDGX Station for Windowsは最大1兆パラメータのモデルを動かせ第4四半期に提供見込み。GitHub Copilotに統合されたOpenShellは各エージェントを隔離コンテナで動かし外部呼び出しを事前にポリシー審査するApache 2.0のオープンソースで、資格情報を直接渡さずに安全運用を組める。
NVIDIA加速版Microsoft Fabricのデータ倉庫ではSQL処理がCPU基準比で最大6倍速になったとMicrosoft社内測定が示し、データ参照の遅さという本番運用の壁を下げる。データを社外に出せない業界でもオンプレや卓上機で高性能モデルを動かせる選択肢が増えた点が、導入判断に直結する。