AWSとNew Relic:Quickと統合提供
画像: AI生成

Amazon Quickは業務向けAIアシスタントとして提供されているサービスで、今回のアップデートではNew RelicのリモートMCP(Model Context Protocol)サーバーと接続することで、New RelicのAIエージェントをQuickのチャットから直接呼び出せるようになった。対応機能はアラートインサイト、ユーザー影響分析、ログ分析、トランザクション診断、自然言語によるNRQLクエリで、オンコールエンジニアやSREが普段テレメトリ画面で行っている調査の多くをチャット対話で置き換えられる構成になっている。

特徴的なのは「1回のチャット対話」で完結する点だ。公式発表では、インシデントをオブザーバビリティデータ横断で調査し、エビデンスリンク付きのRCAドキュメントを生成し、そのままメール添付として送信するフローが例示されている。これにより、調査ツール・ドキュメントツール・メールクライアントの3つを行き来する従来の手作業が1画面に集約される。

さらにQuick Flowsを使えば、繰り返し発生するトリアージRunbookやエスカレーションワークフローにNew Relic AIエージェントを組み込み、定型対応を自動化できる。QuickのSpacesに保存されたRunbookやアーキテクチャドキュメント、オンコール方針も回答生成に反映されるため、ライブテレメトリと組織固有の運用知識を組み合わせた応答が返る点が、素のMCP呼び出しとの差分になる。

提供範囲はAmazon Quickが利用可能な全AWSリージョンで、既存のQuickユーザーはNew Relic統合ガイドに従って接続設定を行えば利用できる。AWS利用企業にとっては、運用チャット基盤の中心をQuickに寄せるか、Datadog等の既存ベンダーの対応を待つかの判断材料が増えた形になる。