AWSが生成AI基盤サービスAmazon Bedrockの地域横断推論(cross-Region Inference)について、欧州顧客向けの活用方法を公式ブログで解説した。EU域内のみで処理を完結させるEU向け推論プロファイルを使うと、推論要求がEU加盟国内のリージョンにのみ振り分けられる。EU内発の要求はEU外(例: チューリッヒ、ロンドン)には流れず、一般データ保護規則(GDPR)の域内処理要件に沿った運用ができる。
地域間通信はAWS自社網内に留まり公衆インターネットを通らず、転送時に暗号化される。対象モデルにはAnthropic Claude 3ファミリーおよびClaude 3.5 Sonnetが含まれる。一部モデルはグローバルプロファイル経由だと割引価格で利用できるため、域内処理優先と価格優先のトレードオフが生じる場面がある。
実装ではコード上でモデルIDの代わりにプロファイルID(例: `eu.amazon.nova-2-lite-v1:0`)を指定する。欧州拠点や欧州向けサービスを設計する日本企業の技術者にとって、リージョン選定とアクセス制御の実装指針として直接効く内容である。