AWSが、画像と文章を一度に扱えるNova 2 LiteClaude Sonnet 4.6を2段構成で連携させ、スキャンした卒業アルバムの書類をデジタル化する仕組みをAmazon Bedrock上で公開した。1段目で安価なNova 2 Liteが写真の検出・人名と座標の抽出・ページ単位の付帯情報の取得を1回の呼び出しで行い、2段目で高性能なClaude Sonnet 4.6がページの配置を踏まえて人名と顔の対応付け(空間的な推論)を担う。

336ページを処理して3,122件の人名と顔の対応を生成し、93%が確信度0.95以上に達した。1ページあたりの総コストは約0.0027ドル(推定)で、全工程を1つの高性能モデルに任せる単一モデル方式の約3分の1に抑えた。Nova 2 Liteには人名のみを出力させ全文字認識(OCR)を避けることで出力量を削り、Claudeは入力の複雑さに応じて推論量を変える『適応型思考』を使う。

Nova 2 Liteは画像入力を解像度に関係なく1枚固定額で課金する方式に変わり、数十万ページ規模でもコストが事前に計算できるようになった。実装コードとサンプルはGitHubで公開されている。