AWSは、機械学習向けクラスタ基盤Amazon SageMaker HyperPodで、ジョブ管理ソフトSlurmを使うクラスタが、空き容量ができ次第ノードを追加する連続プロビジョニング方式でも、AMI(マシンイメージ)ベースのノード初期設定に対応したと発表した。従来はノード追加のたびに初期設定スクリプトを作り、Amazon S3にアップロードする必要があったが、それが不要になる。
AMIにはDocker、Enroot、Pyxis、Slurm課金集計、SSH鍵生成、ログローテーションが組み込み済みで、各ノードは追加時にAMIから直接構成される。これによりノードがジョブを受け付けるまでの時間が短くなる。追加設定が必要ならOnInitCompleteパラメータで拡張スクリプトを指定でき、従来の独自スクリプトも引き続き利用可能である。
HyperPodはSlurm運用の自動化を段階的に進めており、2026年2月のAPI経由設定、3月の連続プロビジョニング、4月のトポロジ自動管理に続く更新となる。提供範囲はHyperPodが使える全AWSリージョン。設定作業の削減とスケーリングの速さの両立は、学習コストと運用負荷に直結する判断材料になる。