Preferred Networksは2026年6月22日、国産でフルスクラッチ開発した生成AI基盤モデル「PLaMo 3.0 Prime」を正式リリースした。クラウド経由のAPI利用と、自社環境に置くオンプレミス利用の両方に対応する。

最大の更新は、一度に扱える文章量(コンテキスト長)が最大256K(約25万トークン)へ拡張された点だ。提供形態は、複雑な処理を順を追って解く推論型と、応答が速い非推論型の2系統で、用途に応じて使い分けられる。PFNは主要ベンチマークでの性能向上を強調し、日本語の指示追従・コーディング・ツール利用などで同価格帯の商用・公開モデルに匹敵または上回る性能を実現したと主張している。

海外製モデルへの依存とデータ越境に課題を抱える国内企業にとって、データを国内に留めたまま動く国産の選択肢が増えた意味は大きい。ただし性能の主張は開発元によるもので、自社タスクでの再現と検証コストは導入側が負う。日本語業務での精度比較、2系統の使い分けの測定、データ要件とコストの定義を起点に判断するのが現実的である。