AWSは、AIエージェントを本番運用するための統合基盤「Amazon Bedrock AgentCore harness」を正式提供(一般提供)開始した。エージェントを定義するCreateHarnessと実行するInvokeHarnessという2つのAPI呼び出しだけで、数秒のうちにエージェントが動き出す。動作環境は、ファイルシステムとシェルを備えた独立した隔離環境で、ファイルの読み書き・コマンド実行・コード生成を安全に行える。
従来、AIエージェント開発で手間だったのは「知能」そのものではなく、フレームワーク選定・ツール接続・隔離環境の用意・記憶の保存先決定・監視の組み込みといった周辺の配管作業だった。harnessはこれらを設定として宣言するだけで使える抽象化に置き換える。正式提供では記憶機能が自動で用意され、不要なら無効化もできる。ツールは設定宣言だけで認証や接続をharnessが処理する。
複数のモデル提供元(Bedrock上のClaude・Nova・Llama、OpenAI GPT-5.5/GPT-5.4、Google Geminiなど)を会話の文脈を保ったまま途中で切り替えられる点も特徴だ。harness自体に固有料金はなく、利用した基盤機能の分だけ課金される。