AWS:G7e提供開始
画像: AI生成

AWSは2026年5月8日、NVIDIA RTX PRO 6000 Blackwell Server Edition GPUを搭載したAmazon EC2 G7eインスタンスを、ヨーロッパ(ロンドン)リージョンで提供開始した。G7eは最大8基のGPU(1基あたり96GBメモリ)、最大192 vCPUの第5世代Intel Xeon、最大1600Gbpsのネットワーク帯域をサポートし、前世代G6eと比較して最大2.3倍の推論性能を持つ。

対象ワークロードは、大規模言語モデル(LLM)、エージェント型AI、マルチモーダル生成AI、フィジカルAIモデルの展開、およびグラフィックスとAI処理の両方を必要とする空間コンピューティング用途。マルチGPU構成ではNVIDIA GPUDirect P2Pを、マルチノード構成ではEC2 UltraClusters上でEFA経由のGPUDirect RDMAを利用でき、小規模マルチノード推論の通信レイテンシを削減する。

提供リージョンはこれまでの米国西部(オレゴン)、米国東部(バージニア北部・オハイオ)、ヨーロッパ(スペイン)、アジア太平洋(東京・ソウル)に加え、今回ロンドンが追加された。欧州では2拠点目となり、英国内でデータを保持したまま最新世代GPUを利用する構成が可能になる。購入形態はオンデマンド、スポット、Savings Plansに対応する。

読者の意思決定観点では、英国・EU圏で生成AIを本番運用する企業にとって、データ所在地要件とGPU性能要件を同一リージョンで満たせる点が実務的な変化となる。一方で、既にアイルランドや米国リージョンにワークロードを寄せている場合は、移行に伴う$/推論コストとレイテンシの再計測が必要になる。