AWS:P5.48xl提供拡大
画像: AI生成

AWSは2026年5月12日、Amazon EC2 P5.48xlインスタンスをSageMaker Studioノートブック上で利用できるリージョンを拡大したと発表した。対象はAWS US West(サンフランシスコ)、アジアパシフィック(東京・ムンバイ・シドニー・ジャカルタ)、欧州(ロンドン・ストックホルム)の7リージョンである。

P5.48xlはNVIDIA H100 Tensor Core GPUを搭載する大規模GPUインスタンスで、AWSは前世代GPUベースのEC2インスタンスと比較して解決までの時間を最大4倍短縮し、MLモデルの学習コストを最大40%削減できると説明している。用途としてLLMや拡散モデルの学習・デプロイ、質問応答、コード生成、画像・動画生成、音声認識といった生成AIアプリケーションを挙げている。

日本の利用者にとっての中心的な意味は、東京リージョンが対象に含まれた点にある。これまでH100クラスのGPUを使うために海外リージョンへデータを移送する構成を取っていたケースでは、データ所在地に関する制約と最新GPUの両立が課題となっていた。SageMaker StudioのJupyterLabおよびCodeEditorから直接P5.48xlを起動できるため、ノートブックでの試作と本番学習の接続もシンプルになる。

一方で、P5.48xlは大規模インスタンスであり、料金は専用ページの確認が前提となる。サービスクォータの引き上げ申請やジョブ設計の見直しなしに即座に使えるとは限らないため、実利用に踏み込むチームは、対象アカウントでのクォータ確認、ベンチマーク実測、既存構成との総コスト比較を順に進めることが現実的な手順となる。