AWSはAmazon Redshiftに、AWS Gravitonプロセッサを搭載した新インスタンスタイプ「RG」を追加した。Redshiftはこれまでra3などx86系のノードタイプを中心に提供されてきたが、Graviton採用によりArm系コアでの実行が選択肢に加わった。
同時期にAWSのBig Dataブログでは、Apache IcebergテーブルをRedshiftから照会する際の性能を「2倍高速」と打ち出す記事や、データレーククエリの「out-of-the-box」性能改善、Icebergクエリのベストプラクティス、Iceberg tablesプレビューなど、データレーク連携にフォーカスした発信が並行して行われている。RGインスタンスとIceberg周りの最適化は、DWH本体とレイクハウス層の双方でRedshiftの競争力を底上げする位置づけになる。
日本のRedshiftユーザーにとっての含意は明確だ。第一に、既存クラスタの価格性能比の前提が変わるため、主要ワークロードでRGと現行ノードタイプの単価・スループットを比較し直す作業が発生する。第二に、Iceberg採用を検討中のデータ基盤チームは、S3上のIcebergテーブルをRedshiftから直接クエリする構成の現実味が増した。
一方で、ソースは公式What's Newとブログ群に限られ、具体的な価格表・ベンチマーク値・対応リージョンの詳細は本記事時点で本文中に明記されていない。読者は公式What's Newの本文と料金ページを直接確認し、自社ワークロードでの実測に進むのが安全だ。検討より先に「測る」フェーズへ移すべき更新と言える。