AWSは2026年6月2日、Amazon Bedrock AgentCore Identityで利用者が事前に用意したAWS Secrets Managerの機密を参照できる機能を発表した。これまでサービスが自動生成・管理していた認証情報を、自社管理の既存機密に差し替えられるようになった。

既存の機密の識別子(ARN)とJSONキーを指定するだけで認証情報プロバイダーに参照させられる。利用者管理の暗号鍵(KMS)・ローテーション・タグ・リソースポリシーを利用者側で完全に制御でき、APIキー方式とOAuthクライアントシークレット方式の両方に対応する。同一リージョン内なら別のAWSアカウントの機密も参照できるが、リージョンをまたぐ共有は非対応だ。外部コネクター経由で取り込んだ第三者の機密管理ツールの機密も利用できる。

規制環境で「すべての認証情報を自社管理の鍵で暗号化する」といった要件を満たしたままAIエージェントを運用できる点が、本番導入の判断に直結する。機密を更新しても認証情報プロバイダーを再作成する必要がなく、エージェントは止まらずに新しい値を読み込む。