Claude Code上で動くオープンソースの研究支援スキル集「Academic Research Skills(ARS)」がGitHubで1日あたり470スター増と急上昇している。「調査→執筆→レビュー→修正→完成」という論文の一連の工程を、それぞれ別のエージェントに分担させる多段パイプライン設計が特徴で、深層調査に13体、論文執筆に12体のエージェントを割り当てて動作する。

最大の注目点は引用の捏造への対処だ。AIによる論文執筆では実在しない引用や、引用元が実際には主張していない内容を根拠に使う問題が大規模に観測され始めており、Zhaoらの監査では2025年だけで約146,932件の捏造引用が推定された。ARSは引用ごとに出典位置を埋め込み、引用元を実取得して裏付けを判定する監査機能(任意起動)を搭載する。

導入はClaude Codeのプラグインとして2コマンドで完了し、15,000語規模の論文1本あたりの処理コストは約4〜6ドル。完全自動化を避け、研究者が判断を握る補助型設計を前面に出している。