Mistral AIは2026年6月24日、外部の業務システムをAIに接続する仕組み「コネクター」に複数の新機能を追加したと発表した。中心は、チーム(ワークスペース)ごと、さらにツール単位で接続の許可・禁止を設定できる管理機能で、書き込みや削除といった危険な操作を必要な範囲にだけ限定できる。
もう一つの核が権限の扱いだ。APIキーに接続範囲を割り当て、人手を介さず裏で動く自動処理が、エージェントを書いた本人になりすまさず専用の権限で動くようにした。これにより「誰の権限で操作が起きたか」が設計段階で固定される。1つのコネクターに複数アカウントを登録し作業ごとに切り替える機能や、接続を11段階で検査して失敗箇所を記録する障害診断(プレビュー公開)も加わった。
接続先は60以上の連携に対応し、Salesforce・Slack・GitHubなどを含む。デモは動くが本番では権限管理で詰まる、という導入の壁に対し、なりすまし防止・チーム分離・原因追跡という企業導入の現実要件を一括で揃えた点が実務に効く。