MicrosoftがBuild 2026で、AIエージェントの信頼性を高める2つのオープンソースを公開した。1つは社内方針を測定可能な評価項目に変換する評価基盤ASSERT、もう1つは安全制御を標準化する仕様Agent Control Specification(ACS)である。いずれも特定の開発枠組みに縛られず、LangChain・CrewAI・OpenAIなど主要な枠組みで動作する。
ACSはエージェントの動作工程に入力・大規模言語モデル・状態・ツール実行・出力という5つの検証地点を定め、制御を標準のYAML形式で記述する。ASSERTで欠陥を特定し、ACSで制御を配置し、ASSERTで再検証する閉じた流れを構成する。これまで指示文・コード・中継機構に分散していた制御を集約できる点が要点となる。
ACSはツール接続を標準化したMCPや、エージェント間通信を標準化したA2Aと並ぶ「安全制御の標準」を目指しており、IBM・KPMG・Zscalerが支持を表明している。あわせてFoundryの「ガイド付きガードレール設定」がパブリックプレビューとなり、質問への回答だけで適した制御を推奨する仕組みが実用段階に入った。