AWSは2026年6月19日、AIエージェント基盤Amazon Bedrock AgentCore向けのWeb検索機能を一般提供(正式提供)開始した。AIエージェントの知識は学習時点で固定されるため最新情報に答えられない制約があるが、この機能は数百億件規模のAmazon独自Web索引を使い、新しい内容を数分以内に反映する。

最大の価値は、自社でWeb検索を組み込む際の手間を肩代わりする点にある。外部検索サービスの契約、認証情報の管理、結果の整形がすべて不要になり、ゲートウェイへ接続するだけで利用できる。検索クエリはAWS内部で完結し第三者の検索エンジンに送られないため、データの外部送信を気にする企業の導入審査が一段省ける。利用は追加コストなしで、発生するのはゲートウェイのデータ転送料金のみだ。

機能は外部ツール接続規格MCP(Model Context Protocol)に準拠し、標準的なツール呼び出しで利用できる。モデル向けに最適化した関連箇所の抽出と、事実関係を裏付ける知識グラフを内蔵する。AgentCore自体は2025年10月に一般提供が始まっており、今回のWeb検索はそのエージェント基盤に積み増される機能の一つである。