AdobeとAWSは2026年4月20日のAdobe Summit 2026で、マーケティング担当者が自然な会話でキャンペーン分析にアクセスできる「Adobe Marketing Agent for Amazon Quick」を発表し、Amazon Quick上でベータ提供を始めた。担当者はキャンペーン成果、オーディエンス、顧客の体験経路、配信の衝突などを質問でき、Amazon Quickが対話と処理の指示役、Adobe側がマーケティング分析を担う。

両者は異なるベンダーのAIエージェント同士をつなぐ共通規格、モデルコンテキストプロトコル(MCP)で連携する。Adobe側はオーディエンスのランク付け・ロイヤルティ分析・ジャーニー検索・衝突分析などのツールを公開し、Amazon Quickがどのツールを呼ぶかを判断して結果を返す。これによりキャンペーン洞察の発見を数週間から数秒に短縮できるとされる。

利用にはAmazon Quick企業契約Adobe Real-Time CDPなどのAdobe CX Enterprise製品のライセンスが前提で、資格情報の準備後の設定は45〜60分程度と見込まれる。最小権限・監査ログ・人間による最終確認を組み込んだ統制設計が前提になっている点が、実務導入を検討する読者にとって参考になる。