Hugging FaceとSkyPilotが2026年7月7日、Hugging Face上のモデルやデータセットを別クラウドのGPUに直接読み込ませる仕組みを公開した。使うのは「hf://」形式のパス1つと既存の認証トークンだけで、20以上のクラウドやオンプレミス、Kubernetes上のGPUにデータを接続できる。Hugging Face側は読み出しの転送料もCDN料も取らないため、どのクラウドでGPUを使ってもデータの読み込みは無料になる。書き戻しには各クラウド通常の転送料がかかる。
背景には、モデルやデータの保管場所と空いているGPUのクラウドが離れがちで、読み込むだけで「クラウド間転送料」がかかる問題がある。AWSでは外部へデータが出るたびに約1GBあたり0.09ドルが課金される。今回の仕組みはこの制約を外し、空きGPUのあるクラウドで実行できるようにする。
読み込みは遅延方式で、必要なバイトだけをその場で取得し、ベンチマークではモデルが約30秒(最大500MB/s)で読み込まれた。チェックポイント書き込みはAWSで約168MB/s。Xetの技術で更新のあった約64KB単位の断片だけを保存・転送する。ストレージ単価は1TB月12〜18ドルで、AWS S3の約23ドル+転送料より安い。