AWSは2026年6月26日、政府向け隔離環境AWS GovCloud (US)のAmazon Bedrockで、OpenAI GPT・GPT OSS・NVIDIA Nemotronの各モデルが、連邦政府向けの最高位基準FedRAMP Highと国防総省のIL-4/5に対応したと発表した。これにより、これらの基準を満たす必要がある連邦機関・公共部門・順守要件の厳しい企業が、要件を満たした形でこれらのモデルを正式に利用できるようになった。
モデルは次世代分散推論エンジンMantle上で稼働する。AWSはこの基盤を、サーバー管理不要の高速推論、運用者がデータに一切触れない構成、容量の自動調整、OpenAI API仕様との標準互換を備えると説明する。API互換であるため、既存実装を大きく書き換えずにGovCloud側へ移せる点が実装者に効く。
認証取得済みかどうかは政府向け調達で導入可否を直接左右する。OpenAIとNVIDIAの主力モデルが政府基準で正式に使えるようになったことは、政府領域でのAI採用の前提を動かす。日本企業にとっては、規制下でのAI導入における認証の重みを示す事例となる。ただし対象は米政府向け環境であり、日本国内の要件をそのまま満たすものではない点に注意が必要だ。