AWSは2026年5月13日、Amazon Redshiftに新コンピュートインスタンス「RG」を発表した。Armベースの自社設計チップ「AWS Graviton」を採用し、データレイク照会エンジンを統合した点が核となる。これにより、S3上のデータをウェアハウスへロードせず直接クエリできる。

前世代の「RA3」はコンピュートとストレージを分離する設計で、分析前にETLで取り込む運用が前提だった。RGはその前提を外す構成を公式に用意し、コンピュートをGravitonへ載せ替えて価格性能比の境界を動かす。RGの具体的な価格改善率やベンチマーク数値は参照ソースに明記がないため、移行効果は自社ワークロードでの実測が前提になる。

影響は、ETL削減とストレージ費圧縮を狙える国内データ基盤チームに及ぶ。RA3前提で固定化した構成は価格性能比の再評価を迫られる。AWSはRedshift Serverlessと合わせ、専有・サーバーレス・Graviton新世代という選択肢を並べ、SnowflakeやDatabricksとのレイクハウス競争で布陣を補強した。