オーストラリアの決済インフラ企業Australian Payments Plus(AP+)が、業務用のChatGPT Enterpriseとコード支援エージェントCodexを導入した事例を、OpenAIが2026年7月7日に公開した。決済処理は規制対応や多数の関係者調整を伴い、専門知識と正確さが求められる領域である。
AP+は一般業務にChatGPT、開発作業にCodexという役割分担で導入し、時間短縮と品質向上を実現したと報告している。最も注目されるのは運用方針で、自動化に振り切らず、最終判断は人が担う運用(human in the loop)を維持している点にある。
正確さが最優先される決済という分野での具体例であること、そして「人を代替する」のではなく「人の判断を速く正確にする道具」としてAIを位置づけた設計は、規制産業でAI導入を検討する国内事業者にとって、導入範囲と運用の切り分けを考える材料になる。