OpenAIは2026年6月29日、AIがEU(欧州連合)の労働市場に与える影響をまとめた報告書「Mapping Europe's AI Workforce Opportunity」を公開した。どの職業が自動化・成長・業務手順の変化に直面するかを職業単位で整理し、地域を絞って地図のように示している。

特徴は、AIの雇用影響を「消える/残る」の二択ではなく、自動化・成長・業務手順の変化という3つの観点で職種ごとに分けた点にある。同じ職種でもどの工程が置き換わり、どの工程が人に残るかを分けて考える枠組みを提供しており、企業の人材配置や再教育投資の判断材料になる。

分析対象はEUだが、この3観点の分類枠組み自体は日本の企業が自社の職種棚卸しに転用できる。人事・組織開発の担当者にとっては、再教育をどの職種のどの工程に振り向けるかを考える出発点となる。