AWSは2026年6月18日、AWS Summit New York Cityにあわせて公式ブログで、社内データの関係性を自動で知識グラフ化しAIエージェントが実行時に参照できる新サービスAWS Contextを発表した。エージェントの判断品質は参照できる文脈の質に左右されるが、企業データはデータレイクやデータベース、ストリームに分散し、これまでは独自の取得パイプラインが必要だった。

実務上の要点は二つある。第一に、全ての問い合わせが利用者の権限(IAMおよびデータレイクの権限管理Lake Formation)を引き継ぎ、許可された関係性しか辿れず、誰が何にアクセスしたかを監査できる。基盤技術は個人向け知識グラフAmazon Quickで、同サービスは1日あたり数百万件の要求を処理している。第二に、文脈データは公開保存形式Apache IcebergAmazon S3に書き出され、Athena/Redshift/Sparkなど互換ツールから照会・移行できるため囲い込みを避けられる。

提供時期は分かれており、Amazon S3注釈は正式提供開始、Glue Data Catalogの業務文脈・意味検索はプレビュー、AWS Context本体は近日提供となる。