OpenAIは2026年6月18日、ChatGPTの健康・ウェルネスに関する応答品質を改善したと発表した。基盤は2026年5月5日に一般公開されたモデルGPT-5.5 Instantで、推論力の強化、文脈把握の向上、より明確な伝え方、そして医師の知見を取り入れた評価(physician-informed evaluations)を組み合わせている。

健康・医療は誤った回答の影響が大きく、対話型AIの業務利用で最も慎重さが求められる領域だ。OpenAIは汎用的な底上げではなく、この領域に的を絞って応答を高めた。安全性評価はシステムカード(安全性評価資料)として公開されており、健康用途でAIを使う事業者は、どの観点をどう評価したかを文書で確認できる。

Xでは、望ましい振る舞いの訓練を健康会話に限定しても、misalignment・deception・reward hackingといった非健康の評価で改善が見られたとの報告が共有された。健康相談へのAI活用を検討する国内事業者にとって、品質と安全性の担保方法を測る具体的な比較材料になる。