AWSはSoftServeと組み、製品の設計から製造・検査・配送までを人手の介入なしで実行する自律ラインをハノーバーメッセ2026で実演した。来場者が設計したコースターを、自律走行ロボット・協働ロボット・人型ロボットが自律的に製造・検査・配送する「AIによる製品の旅」を構築した。設計案の生成にAmazon Nova Canvas、生成内容の安全確認にBedrock Guardrailsを使う。
ロボット学習にはNVIDIA Cosmos・Isaac Sim・GR00T N1.5を採用し、訓練を数週間から数時間に短縮すると説明した。学習済みモデルはNVIDIA Jetson Thorへ配置し、双方向の遠隔監視データで継続改善する。物理ベースAIのNeural Conceptで流体解析を4日から6秒に短縮したとされる。
本デモは、シミュレーションと現実の差・社内システムの分断・ROIの裏づけという、本格運用でつまずく3要因に対し、既存設備を入れ替えないソフト中心の手法で解くと主張する点に意味がある。Volkswagen Groupが43工場を単一のファクトリークラウドに接続した事例も公式に示され、大規模採用が現実に進んでいることを裏づけた。