OpenAIは2026年6月4日、ChatGPTの記憶を会話をまたいで引き継ぐ研究成果を、より高機能な記憶システムとして展開し始めたと公表した。新システムは重要な詳細を自動で記録し、記憶量は従来の2倍になった。まず米国のPlus/Proユーザーから提供が始まっている。従来の保存済み記憶方式を好む場合は設定から戻せる。

記憶は時間とともに変わる状態も追跡する。OpenAIは、7月の旅行予定を伝えれば、それが「これから」「進行中」「終了後」のどれかを記憶が把握すべきだと説明する。記憶を整理してより役立つ応答にする取り組みは公式に「Dreaming」と呼ばれている。記憶機能は2025年4月に過去の全会話を参照できる機能が導入されており、今回はその発展形にあたる。

新システムでは記憶の要約画面を通じて、何を覚えるかを確認・制御できる。毎回前提を説明し直す手間が減る一方、業務利用では自動記録される情報の範囲とプライバシーの扱いが導入判断の論点になる。