AWSとOpenAI:GPT-5.5をBedrock提供
画像: AI生成

AWSは週次ロードアップの中で、年次イベント「What's Next with AWS 2026」に関連する複数の発表をまとめた。最大の論点はOpenAIモデルのAmazon Bedrock提供開始である。GPT-5.5とGPT-5.4が限定プレビューで利用可能になり、コーディングエージェントのCodexも「Codex on Amazon Bedrock」としてAWS環境内で動作する構成が提示された。

これまでOpenAIモデルの主要な法人向け調達経路はMicrosoft Azure上のAzure OpenAI Serviceが中心だった。AWSワークロードを持つ企業はクロスクラウド接続やデータ転送の分離設計を強いられていたが、Bedrock経由であれば既存のIAM権限、KMS鍵管理、CloudTrail監査ログといったAWSガバナンス基盤の上でOpenAIモデルを扱える。日本の金融・公共分野で重視されるデータ所在地と監査要件の維持がしやすくなる。

もう一つの重要な発表は、Amazon Q Developerの段階的終了である。IDEプラグインと有料サブスクリプションのサポートは2027年4月30日に終了し、新規サインアップは2026年5月15日で停止する。後継はKiroと明示されており、現在Q Developerを業務組み込みしているチームは、約1年の新規停止期限と約2年のサポート終了期限を逆算した移行計画が必要になる。

このほかAmazon Quickはデスクトップアプリのプレビューを追加し、Google Workspace、Zoom、Microsoft Teamsなどとの連携を広げた。Amazon Connectも4製品ラインに拡張される。全体として、AWSはモデル調達の選択肢拡大と開発者向けツールの再編を同時に進めている。