AWSは社内データを使った生成AIアプリを数分で構築できる新機能「Amazon Bedrock Managed Knowledge Base」を発表した。社内文書を参照して回答精度を高める仕組み(RAG)の構築・運用の複雑さをAWS側が肩代わりし、開発者が業務成果に集中できるようにする。
対応するのはS3、SharePoint、Confluence、Webクローラー、Google Drive、OneDriveの6つの事前構築済みデータ接続先だ。Smart Parsingがデータ種別ごとに最適な解析方法を自動選択して画像・表・動画を処理し、Agentic Retrieverが複雑な質問を段階的に分解して複数の知識ベースをまたぐ多段階検索を行う。埋め込みモデル・再順位付けモデル・基盤モデルは既定で自動選択・管理される。
従来は本番品質の検索精度に達するまで数週間の調整が必要だったが、それを自動化で省ける点が企業導入の障壁を下げる。エージェント開発基盤(AgentCore Gateway)に組み込み済みの接続先として数行のコードで統合でき、権限の自動生成や監視・評価指標も提供される。実務者の間では、特にベクトルDBを自前で用意する必要がなくなる点が前向きに受け止められている。