OpenAIが、企業のAI導入・展開・変革を加速するための協業企業制度「OpenAIパートナーネットワーク」を立ち上げた。投じる資金は1億5000万ドル(約230億円規模)で、世界各地の協業企業を支援する。自社モデルの提供にとどまらず、導入を支援する企業の層づくりへ資金を投じる姿勢が明確になった点が重要である。
OpenAIはこれまで領域ごとに個別の大型提携を進めてきた。半導体・インフラではNVIDIAとの10ギガワット規模のシステム提携、Oracle・SoftBankと進めるデータセンター構想「Stargate」の拡張、Broadcomとの半導体協業がある。業務領域では会計ソフト企業Intuitとの連携や「OpenAI for Startups」も展開してきた。今回のパートナーネットワークは、こうした点としての提携を体系的な制度へ整理する段階を示す。
日本企業にとっては、AIを社内展開する際にOpenAI公認の支援企業を通じた導入経路が制度として現れることを意味する。クラウド・コンサルティング各社のAI事業戦略の前提が動く。