Comfy-Org:v0.20.1リリース
画像: AI生成

ComfyUI v0.20.1は、画像・動画生成ワークフローの中核となる機能群をコアレベルで一気に拡張したリリースとなった。注目度の高い変更は、SUPIR超解像モデル(CORE-17)、SAM 3.1セグメンテーション(CORE-34)、RIFEおよびFILMフレーム補間(CORE-29)のコアサポート追加である。これらは従来カスタムノード経由で利用されてきた実装が多く、依存関係の解決やバージョン不整合がトラブルの種になっていた領域だ。コア統合により、ユーザーは追加リポジトリの取得なしに最新の超解像・マスク生成・補間処理をワークフローへ組み込める。

動画方面では、LTXV音声VAEのスタンドアロン読み込み対応(CORE-76および#13499)、動画のアルファチャンネル読み込み、高ビット深度動画の正常処理が入り、合成や中間出力を扱う実務での取り回しが改善された。Partner Nodes側ではVeo 3 Liteの追加と、Veo 3.0モデルでの4K解像度拒否の修正、ByteDance系・Kling系での4K解像度サポート、gpt-image-2のバージョンオプション追加といった外部API側の更新が反映されている。

運用面で見逃せないのが、実行エンジンへのサイクル検出バリデーション追加(#13169)と、Soraノードへの非推奨予告(#13549)だ。前者は循環参照を含むグラフを実行前に弾き、長時間ジョブの破綻を防ぐ。後者は商用ワークフローでSora APIに依存している場合の移行計画を立てる契機となる。さらに、ComfyUI APIにOpenAPI 3.1仕様が追加された(#13397)ことで、ComfyUIをバックエンドにしたアプリケーション開発でクライアント自動生成や型整合の確保が容易になり、社内ツールやSaaSへの組み込みが進めやすくなった。