Civitai上の個人作者:VACEワークフロー3本公開
画像: AI生成

Civitaiに公開された『Wan Vace 2.1 Flow Archive』は、作者が1年以上にわたって実映像制作に使い込んできたComfyUI向けワークフローを整理したアーカイブである。構成はArchive Flow 1(Wan 2.1 VACEの簡易video-to-videoコピー)、Archive Flow 2(顔修正・強化)、Archive Flow 3(フルVACEフロー)の3本で、ベースモデルはWan Video 14B t2v、ファイルサイズは184.79MBと記載されている。

注目すべきはFlow 2の顔修正手法である。作者は『VACEの顔修正は多くが思うほど難しくなく、1.3Bモデルとbboxマスクで実現できる』とし、動画全体を処理するのではなく顔部分のみをクロップして処理する構成を採用する。さらに『他では使われているのを見たことがない主要なトリック』が含まれ、これがほぼ完璧な顔修正を可能にしているという。バッチ処理や大きな動画を分割処理する拡張性も備える。

Flow 3は作者が最も多用したメインフローで、インペイントは含まれない。作者は『自分は既存動画を変えるのではなく新しい動画を作る』と用途を明確化している。自動化を試みたが、各動画で手動調整が必要だったとも述べる。

市場文脈としては、LTXが高速処理で優位な一方、作者は『アクション系はLTXや他のローカルモデルでは再現できない』と言及しており、VACE系の存在意義を用途差として言語化した点が実装者にとっての判断材料になる。ダウンロード数327件と規模は小さいものの、ローカル動画生成でWan VACEを本格運用する層にとって、試行錯誤を圧縮する参照資産になる。