2026年5月28日、フロリダのCape CanaveralでBlue Originの大型ロケットNew Glennが静的燃焼試験中に爆発した。準備されていたのはAmazon Leo(旧Project Kuiper)衛星の打ち上げ初便(6月4日予定)で、New Glenn経由の配備は初便から頓挫した。負傷者はなく、原因は調査中である。
Amazon Leoの配備済は2026年5月29日時点で約331機にとどまる。FCCは『2026年7月30日までに第1世代の半数=1,618機の軌道投入』を義務付けており、残り約1,300機を2か月弱で打ち上げる難局にある。Amazonは2026年1月に24か月の延長を申請したが、FCCは未決定(pending)で、延長が認められなければ周波数スロット失効リスクが残る。打ち上げはAtlas V・Falcon 9・Ariane 6で継続中だ。
本件のAI接点は爆発ではなく『接続層の戦略』にある。衛星通信は低遅延接続・エッジAI・AIサービスの世界到達を支える土台になりつつあり、AWSはGround Station(12拠点)連携や2022年の軌道上機械学習推論実験を公式発表済みだ。Leoの配備遅延はAI接続土台を巡る対Starlink競争でSpaceXの先行優位を相対的に強める。