Gemma 4 は、密結合型のE2B・E4B・12B・31Bと、混合専門家型の26B-A4Bを公開した。画像・音声への対応、推論、長文コンテキスト、量子化、投機的デコーディングまで含み、実用性を強く意識した構成になっている。Googleの研究者が公開した技術レポートを岡野原大輔が読み解いて注目点をまとめた。
設計面では、近距離の注意と全体の注意を基本5:1で組み合わせ、KeyとValueの共通化などで計算途中データ(グローバルKVキャッシュ)を最大37.5%削減した。12Bは画像・音声で専用エンコーダーを使わず、軽量な変換モジュールで直接入力トークンに変換する設計を採用している。小型のE2B・E4Bは層ごとに補助的な埋め込みを持ち、実効パラメータをそれぞれ約2.3B・4.5Bに抑えた。
さらに量子化を考慮した学習と、先読み生成モジュール(MTP drafter)が標準採用された。KVキャッシュ削減や投機的デコーディングを前提とした運用は、オープンモデルを自社で動かす技術者にとって運用コストと処理速度の設計指針になる。