Cohereが公式Xで、エンタープライズ向けモデルCommand A+が日本語・韓国語・ヘブライ語・中国語・アラビア語といった非ラテン文字言語でMistral Medium 3.5を上回ったと公表した。とくにアラビア語ではMistral Medium 3.5比+5点DeepSeek V4 Pro+10点の差を示した。「欧州を超える」という表現は地域進出ではなく、欧州言語に続いて非ラテン語でも優位を示した性能の話である。

前提として、欧州主要言語の翻訳品質でも先行している。機械翻訳の標準ベンチWMT24++(指標はxCOMET-XL)で、フランス語+2.4点、スペイン語+1.9点、ドイツ語+0.9点という差を挙げ、翻訳品質の向上が修正工数の削減や検索精度の改善につながると説明した。

Command A+はApache 2.0ライセンスでH100を2枚という構成でも動く設計が公表されており、自社環境で多言語処理を完結させたい国内企業にとって、選定候補が具体的に増える発信となった。ただし公開ベンチの点差が自社の実タスクで再現するかは、各自の言語・用途での検証が必要である。