OpenAIは2026年6月24日、自社で設計した初のAIチップ「Jalapeño」を発表した。半導体大手Broadcomと組んでゼロから設計し、量産に到達したという。このチップはChatGPTCodexAPI、今後の自律型製品(エージェント製品)を動かす大規模言語モデル(LLM)の処理に特化して設計されている。

Jalapeñoは突然出てきたものではない。OpenAIとBroadcomは2025年10月13日に、10ギガワット規模のカスタムAIアクセラレータ(計算装置)を展開する戦略的協業を発表していた。今回のJalapeñoはその具体的な成果にあたる。

意味が大きいのは、OpenAIが製品・モデルに加え計算基盤(チップ)まで自前で揃える垂直統合に一段踏み込んだ点である。半導体の調達コストや外部依存をどう減らすかは、AI事業の競争力を左右する重要論点であり、海外メディアはこの発表を「Nvidiaへの一撃」と報じている。